高齢者の社会参加
年を重ねてもいつまでも住み慣れた町で暮らせること、そして健康寿命を延ばすことは非常に大切なことです。フレール予防の3つの柱として、栄養・運動・社会参加があります。
高齢の方の社会参加については、これまでも様々な取り組みを行ってきまして、特に町トレの広がりは皆さんの健康への意識の高さに驚かされるばかりです。
一方で、町トレに来ない方もいらっしゃいます。そういった方も、外出して参加したくなるような取り組みが増えればと思い伺います。
質問
市が行う介護予防としての社会参加の取り組み状況は
回答
市では高齢者支援センターと連携して市オリジナルの筋力トレーニングである町トレや住民が主体となって趣味活動を行うグループの立ち上げや活動継続の支援を通じて高齢者の社会参加を推進しております。
また、介護保健施設や保育園などの登録施設でのボランティア活動で貯めたポイントを商品券などに交換できるイキイキポイント制度により、高齢者の社会参加のきっかけづくりを行っております。
地域では、高校生や大学生による高齢者向けのスマートフォンの使い方教室の開催や、高齢者が子どもたちに昔の遊びを教えるイベントなどが行われております。
また、地域住民が気軽に立ち寄りお茶や食事を楽しむことができる居場所づくりなど、多世代の住民が交流できる活動も行われております。
再質問1
高齢の方の社会参加について、さまざまな取り組みをご紹介いただきました。
町田まちづくり研究所まいんどの市民講座に参加いたしました。
「高齢者が暮らしやすい町田とは」というテーマで、13番議員も登壇されて成瀬台、鶴川、小山田桜台の3地域の取り組みについてのご紹介があり、その中で食を通じた高齢者の居場所づくりや交流が必要ではないか、といったお話もありました。
この数年で市内の子ども食堂の数は大きく増加しました。補助金を設けたり、市が子ども食堂ネットワークを作ったりということも大きく貢献していると考えております。
東京都が高齢者向けの食堂の開催に補助を行う東京長寿ふれあい食堂推進事業というものがあります。町田市でもこの補助制度を活用してはいかがでしょうか。
回答
この補助対象経費は、会食事業の開催や新たな食堂の立ち上げに要する経費のほか、会食活動に加えて行われる講座の開催や多世代交流に要する経費などがあります。
この事業は市の財政負担を生じるもので、活用については他市の状況やその効果等も注視してまいります。
意見
食を通じた社会参加が子ども食堂のように広がっていけば、と思いますので、ぜひご検討をお願いしたいと思います。