小学校給食調理室の暑さ対策


市内の小学校には空調がなく窓も開けられず、猛暑の中で給食を調理している小学校がまだまだあります。
過酷な労働環境をどのように解消していくのか市の考えを伺います。

1.物価高騰等で社会の変化が大きく、新たな学校づくりが予定通り進まないことが考えられる。
今後10年程度の内に建替えの予定がある13校は空調整備の予定が無いが10年以上かかることが考えられるため、空調整備を検討してはどうか。

回答
小学校給食調理室の空調機設置につきましては、2022年度時点において今後10年程度のうちに建て替え予定がない小学校給食室に設置していくこととし、空調機設置を進めてまいりました。
2024年度は新たに3校の給食調理室に空調機を設置し、小学校42校のうち23校に空調機を設置している状況でございます。
今後の空調機の設置につきましては、新たな学校づくり推進計画の一部修正を予定しており、その結果を踏まえて判断してまいります。

2.熱中症等は命にも関わる問題であり、移動式簡易クーラーを増設できないか

回答
現在空調機を設置していない小学校給食室は19校であり、そのすべてに移動式簡易クーラーを1台から2台程度設置しており、合計34台設置している状況でございます。
空調機を設置した学校などから、空調機の設置予定がない学校へ移動式簡易クーラーを移設することは考えておりますが、増設は考えておりません。

3.建て替えまでに空調整備予定がない小学校で冷却ベストを配布いただいたが、調理員全員分ではなかった。来年度の猛暑に備えて全員分配布できないか

回答
今年度配布した冷却ベストは太い静脈がある脇などを保冷剤で冷やすことで、熱中症対策として効果がございます。この冷却ベストを導入した学校からは、熱中症対策に良いという声も届いております。
そういった声もあることから、今後も多くの数を配布できるよう努めてまいります

意見
新たな学校づくりの一部修正とともに検討いただけることと、それから抜本的な解決ではないのですが、冷却ベストをより多く配備できるよう努めていただけるということでした。
来年度に向けて少なくとも今年度と同じ環境ではないということで、再質問はなしで結構です。