FC町田ゼルビアについて

町田市には、FC町田ゼルビアとASVペスカドーラ町田という2つのホームタウンチームがあります。
町田市はホームタウンチームと連携してスポーツによる街づくりを行ってきました。
ホームゲームの日には対戦相手チームのサポーターが町田市に訪れます。
FC町田ゼルビアのホームゲームでは、平日であっても入場者数が1万人を超えます。
全国から町田市が注目され、これほど大勢の人を呼べるコンテンツは他にはなく、せっかくの機会をもっと活かせないかという声を多く寄せられるようになりました。
そこで、今回の質問にあたって、FC町田ゼルビアのサポーターの方にアンケートを行いました。
アンケートの集計期間は8月27日から9月1日の6日間のみでしたが、回答数は1400件集まり、関心の大きさを実感いたしました。
自由記述欄には思いを込めて丁寧に書かれているものが多く、サポーターの方の熱い思いが伝わってきました。
アンケートのまとめ資料をタブレットに格納いたしました。
自由記述欄をすべて載せてありますので、ご覧いただければと思います。

アンケートの主な内容です。
選択肢による要望を集計すると、スタジアムへのアクセス改善と駅近くへのスタジアム新設が飛び抜けて高く選択されていました。
次いで、駅前商業施設との連携、サポーターを増やす活動、対戦相手サポーターへのおもてなし提供と続きます。
また、自由記述欄をAIで分類したところ、アクセス動線混雑が一番多く、ついで駅前スタジアム新設移転、そして駅前観光連携回遊、次に費用税負担環境への懸念でした。
アクセス改善と駅近くへのスタジアム新設に非常に大きな関心があることが分かります。
また、今回のアンケートをきっかけに、スタジアム新設のノウハウをお持ちの方が身近にいるということも分かりました。

ガンバ大阪の発足と新しいスタジアムの建設に貢献された大西光さんという方が町田市にいらっしゃいます。
ガンバ大阪は新しいスタジアム建設の際、地元の吹田市の税金を使わないようにしようと呼びかけ、法人をはじめファンやファン以外の個人の方からも寄付を受け、大西さんも世話人としてスタジアム建設にご尽力されたと聞いています。その際、樹木の伐採や居住者の立ち退きはなかったそうです。

皆様からいただいた寄付金によって作り上げられた世界に誇れるスタジアムとして、寄付者の名前が入口近くの銘板に刻み込まれ、私たちのスタジアム、私たちのガンバという空気が醸成されているそうです。
また、大西さんからは、債券を発行して、増加する入場料収入で徐々に返済していくというやり方もあると教えていただきました。

今、駅近くに新しいスタジアムを建設する動きが全国で見られます。
費用をすべて自治体で負担するのではなく、ガンバ大阪のような手法を取るところも増えており、私はこのような手法に賛同いたします。
それでは、アンケートに基づき3点伺います。

1)駅前へのスタジアム設置を検討すべきではないか
(回答)
FC町田ゼルビアのホームスタジアムである町田ギオンスタジアムは、J1リーグ開催基準を満たすための整備が2021年度に完了し、現在FC町田ゼルビアのホームスタジアムとして安定的に運用されております。

交通アクセスにつきましては、FC町田ゼルビア及び交通事業者等と協力し、町田駅から無料シャトルバスの運行をはじめとした交通アクセス対策を講じており、加えて運行状況をFC町田ゼルビアのホームページに掲載し、SNS等で発信するなど、来場者の利便性向上に努めております。

その結果、2025シーズンの町田ギオンスタジアムでのホームゲームにおける1試合平均観客数は1万人を超えておりますが、大きな混乱もなく円滑な運営が行われていると認識しております。

また、町田駅便のシャトルバス利用者には観光案内を配布し、試合終了後に町田駅周辺を散策していただくことで市内の回遊性を高める取り組みも行っております。

引き続きFC町田ゼルビアと連携し、町田ギオンスタジアムをホームスタジアムとして円滑な運営と来場者の利便性向上に努めてまいります。

(再質問)
先ほど申し上げたように、アンケートでは駅近くへのスタジアム設置を要望する意見が最も多くありました。これまで、ホームスタジアム整備にあたって町田ギオンスタジアム以外の場所についても検討がなされたのでしょうか。
(回答)
ホームスタジアムの整備にあたりましては、市有地だけではなく民有地も含めた用地や立地条件等の検討は行っております。
その結果、適当な候補地が見つからず、現在のギオンスタジアム以外にはないということで判断した経緯がございます。

(再質問)
いつごろ検討したのか、具体的にはどこの場所を検討したのか詳しく確認をさせてください。
(回答)
2021年度に野津田ギオンスタジアムの整備が完成しておりますので、その前にそういった検討をした中で行っております。

(再質問)
検討した場所についても伺えればと思います。
(回答)
検討した場所につきましては、近隣住民、お住まいの方とか、いろいろな部分もございますので、この場ではお答えは差し控えさせていただきます。

(再質問)
答えられないということですけれども、どのような精緻な議論があって今に至っているのかを知るというのは当然のことだと思います。

個人情報とかあるものは難しいというのは理解しているんですけれども、大まかな場所くらいは話せるんじゃないかなと思うんですけれども、お話ができないということで分かりました。

続きまして、アンケートの自由記述欄には、町田駅周辺、特に町田駅周辺整備計画におけるD地区にスタジアム設置の検討はできないかという要望が多くありました。
D地区は森野住宅の住民の方への配慮がまず第一に必要ですが、そもそも物理的に考えてD地区にはスタジアムが収まるのでしょうか。
(回答)
D地区にスタジアムを整備する構想はございませんので、面積等についての確認は行っておりません。

(再質問)
先ほどホームスタジアム整備にあたって過去に検討されたということなので、ここも当然検討の一つだったと思うんですけれども、一度もその面積などを確認していないということでしょうか
(回答)
先ほどの検討した場所についてはお答えできませんという話をさせていただきましたので、このD地区が候補であるかについてもお答えはできないところでございます。

(再質問)
アンケートの自由記述欄には玉川大学の敷地内に設置してはどうかという意見もありました。相手があることなので可否は別として、いろんなアイデアがあるんだなと勉強になりました。
町田駅に限らなくても私はいいと思います。
市内のその他の徒歩圏内での新設の可能性についてサウンディング調査などを実施することを提案いたしますが、いかがでしょうか。
(回答)
市では、新たなスタジアムを整備する構想はございませんので、サウンディング調査も実施する必要はないと考えております。
(意見)
とても残念な答弁でした。スタジアム整備を検討した時期と今は状況が大きく変わっております。過去に決めたことに固執するのではなくて、変化に合わせてアップデートしていく必要があるのではないでしょうか。
スタジアムのキャパシティから入場者数も頭打ちとなっておりまして、これ以上増やしたくても増やせません。
またゼルビアもシャトルバスに毎年何千万と費用を費やしているので、負担も大きいと思います。
冒頭に申し上げたように、税金を投入せずに整備する方法もあります。今こそみんなで力を合わせる時なんじゃないかなと私は思っているところです。

(再質問)
それでは次にですね。長期的にではなく短期的に実施できることを質問していきます。
町田ギオンスタジアムでも今後もホームゲームを行うということであれば、シャトルバスの増便や行き先を増やすべきと考えますが、いかがでしょうか。
(回答)
FC町田ゼルビアのホームゲーム開催時のシャトルバスの運行につきましては、市が運行している町田駅と町田ギオンスタジアム間のシャトルバスを含め、2026年度以降は全てのシャトルバスの運行をFC町田ゼルビアが行う予定でございます。
増便や行き先につきましては、FC町田ゼルビアが検討するものと認識しております。

(再質問)
続きましてアンケートの中には、駐車場を増やしてほしいという声も多くありました。
例えば、既存の駐車場を立体駐車場にしてはどうですかというアイデアもありましたがその駐車場に増設について市の見解を確認させてください。
(回答)
市では、町田ギオンスタジアム周辺道路の交通渋滞緩和のため、ホームゲーム開催時には公共交通機関やシャトルバスでの来場をお願いしております。そのため、駐車場整備の予定はございません。

(再質問)
次に、ホームゲームの時の近隣道路の交通対策について確認をさせてください。
(回答)
ホームゲーム時に最も交通量が多く渋滞が発生している小野寺交差点の渋滞緩和のために、東駐車場丘の上グランド西駐車場から公道に出る際に左折を誘導するとともに、北側出口からは直進するように交通誘導を行っております。
また、各駐車場からの車両について3から5分程度の間隔で出庫制限を実施することで公道への車両の集中を回避する対策を取っております。

(再質問)
私の考えすぎかもしれないんですけれども、ほぼ全てネガティブな回答ということになっております。先ほどスタジアム整備は2021年度に完了して安定的に運用されていますと答弁されていたんですけれども、今後は何もしないというスタンスなのでしょうか
(回答)
今後は何もしたいというスタンスではございません。
それは当然、試合の状況であったり、社会状況、いろいろなものを考慮しながら冒頭でもお答えしましたが、FC町田ゼルビアと定例的な意見交換を行っておりますので、そういった中でよりより運営ができるように話し合いは進めていく予定ではございます。
(意見)
その他にこれ以上来場者数を増やそうとしても席数が足りないため増設していただきたい。ゴール裏を2階建てにすることなどのご提案がアンケートの中にはありました。
また、ACL仕様で背もたれのある席を作ることや、ゴール裏にも屋根が欲しいといったご意見もいただきましたので、ご検討をお願いいたします。


2)試合後のシャトルバスの運行実績は
(回答)
ホームゲーム終了後に町田ギオンスタジアムから町田駅、多摩センター駅、淵野辺駅、南町田グランベリーパーク駅への各駅に向け無料シャトルバスが運行されております。
また、鶴川駅に向け臨時路線バスが運行されております。
これらシャトルバス等と復路全体での運行実績は、1試合あたり平均で利用者数3768人で運行便数47便となっております。

利用者が最も多い鶴川駅への臨時路線バスで平均利用者数1056人、平均運行便数15便となっており、ついで町田へのシャトルバスが平均利用者数988人、平均運行便数20便となっております。

シャトルバス等は乗車希望者全員を各駅まで送り届けており、最終便は試合終了後からおおむね90分後に出発しております。

ただし、全ての来場者が試合終了後直後にバス乗車を目指すわけでなく、試合後のセレモニーをゆっくり観覧したり、売店での買い物を楽しまれたりするなど乗車タイミングが分散されているため、実際の待ち時間は比較的短く、混乱なく運行されているものと認識しております。

(再質問)
先ほど、利用者数と便数についてご答弁いただいたんですけれどもバスの待ち時間については把握されてますでしょうか。
(回答)
シャトルバスに関するアンケート結果につきましては、利用者数とか運行便、各便の出発時刻など基本的な情報をFCゼリビアと共有しております。市では、試合終了後に乗車を希望される全ての方を確実に駅まで送り届けることを最優先の課題と認識しておりますので、そのため、バスの待ち時間について運行全体の対応状況をもって把握しているものとらえ、個々の便における待ち時間の詳細な把握はしておりません。
(意見)
待ち時間を把握していないということでした。
先ほど、待ち時間短く、混乱なく運行されているとご答弁いただきまして、現実との乖離にすごく愕然としてしまったんですけれども、一度、皆さんも乗ってみるといいと思います。

だいぶ歩きます。例えば、展望広場で降りた後、この間はセレッソ大阪戦の時でしたけれども、アウェーのサポーターの方が途中で座り込んで暑くて疲れ切ってしまっているんですね。

それですごく申し訳ないなという気持ちになったり、あとは野津田車庫で降りた時にも山道のようなところを通っていきました。

やっぱり少し言いにくいことなんですけれども、ゼルビアが終わった後、入場チケットを買った人にアンケートを送ってくれてます。

そこにはかなり詳細に、往路・復路、どこで乗ったか、待ち時間何分経ったかっていうのを丁寧に聞き取りをしてくれていて、なんかそれを知らなかったんじゃないかっていうのを今回知って皆さんもチケットを買って関係者席で見るんじゃなくて、関係者の駐車場に停めるんじゃなくて、サポーターの皆さんと一緒に一度観戦されていただきたいな、というふうに思います。

アンケートの中には私への指摘もありまして、もっとアウェイのスタジアムをちゃんと視察してほしいという意見もありまして、私はあまりアウェイの観戦に行ったことがないのですごくそうだなと思いまして、ぜひ皆さんにもお願いしたいと思っております。


(再質問)
上野原広場の利用計画を見直してください。

「町田市の宝 野津田公園上野原広場の自然を未来につなごう」というオンライン署名7478筆が町田市に提出されたと聞きました。署名の文を抜粋すると、町田の誇りFC町田ゼルビアの青と豊かな自然の緑、私たちはスポーツの楽しさと自然との共生が両立できる公園を守りたいと思っています。
といった内容となっております。
この署名にある上野原広場はバス展開広場として整備される予定ですが、壇上からの質問の答弁によると、既存の運用でも待ち時間が比較的短く、混乱なく運行されているといった答弁がありましたので、それならば拙速に上野原広場を潰してバス展開広場を作らなくても良いのではないかというのが私の考えです。
この7478筆の署名は市長のところにきちんと届くのでしょうか。
(回答)
署名につきましては8月29日に公園緑地課で受領しておりまして、これは要望書として取り扱いますので、市長も確認をいたします。
それと南口広場の展開広場を早期に完成しなくてもいいのではないかということにつきましては、25年度の第1回の市議会定例会でご承認をいただいた今年度の2025年度予算に計上しております。
すでに7月31日に入札の公告を行っておりまして、来週9月9日に開札の予定でございます。
工事契約後は来年2026年2月から展開広場を確実に利用開始できるように着実に事業を進めてまいりたいと考えております。
(意見)
これまで大切に守り続けてこられた景色が変わってしまうということがとても残念だと思います。
柴溝街道から野津田公園に入る道を拡幅の方は着手しているので、防災面での目的はすでに一定程度果たしていると私は考えています。
シャトルバスが安定的に運用されているならば見直しも必要なのではないかと考えます。


3)市はFC町田ゼルビア及びサポーターと意見交換を行っているのか
(回答)
毎月、FC町田ゼルビアとの定例会を開催し、J1リーグのホームゲーム運営に関する事項等について意見交換を行っております。
またサポーターや来場者につきましてはFC町田ゼルビアがホームゲーム開催時に来場者を対象として交通アクセスや観戦頻度等についてアンケートを実施し、意見収集を行っております。
これらのアンケートはFC町田ゼルビアが集計を行い、必要に応じて定例会で結果を共有しながらホームゲーム運営や交通アクセスの対策の検討に生かしております。引き続きFC町田ゼルビアと定例会を通じて様々な意見交換を行うとともに、サポーターや来場者の意見の把握に努めてまいります。

(再質問)
サポーターや来場者と意見交換を行い、直接意見を聞く機会を持つべきではないでしょうか。
(回答)
サポーターや来場者の皆様から市が対面等により個別に意見の場を設けることにつきましては、対象者の範囲や実施方法などの観点から現実的ではないかなと考えております。

サポーターや来場者の皆様からのご意見につきましては、今後もFC町田ゼルビアが実施しているアンケート結果などを通じて把握に努めてまいります。


(再質問)
最後に、ホームタウンチームと連携してスポーツによる街づくりを行っていく意気込みを改めて伺いたいと思います。
(回答)
町田市としてはスポーツで街が一つになるということを掲げています。
その中の一つとして、このホームタウンチームFC町田ゼルビアとASVペスカドーラ町田は大切なパートナーだと思っておりますので、一緒にこの町田をスポーツで盛り上げられるよう頑張っていきたいと思っております。
(意見)
今回、アンケートを通じて、これほどまでにゼルビアや町田のことを思う真剣なサポーターの方がたくさんいるということに驚き、皆さんの回答に素直に感動いたしました。
サポーターと力を合わせていくことは、町田を良くする大きな力になるということを確信いたしました。
強いチームというのはクラブとサポーターと市が一体となっているそうです。
みんなで力を合わせていくために、次なる一歩を踏み出していけるように、今後もお力添えをお願いしたいと思います。