町田市未来づくり研究所の提言について

毎年3月に町田市未来づくり研究所の報告会があります。
良い提言だと思い担当課に問い合わせてもあくまで提言なのでと動いている様子がありません。研究所の費用は年間1000万円弱。
提言は10年前から出ていますが、毎年報告会を聞いて終わりになっているように感じています。
提言はどれも部を横断しなくては実現しないような大きな内容ばかりで、さらには町田市の計画に沿ったものではありません。
今多くの事業で予算削減が命じられ、余力なく逼迫した状況で働く職員の方々が動かないのは当然です。
計画外の内容であればなおさらだと思います。
各課に委ねて終わりではなく、行政経営上提言を政策立案して町田市をより良くしていく内容は少しでも実現できればと思います、そこで伺います。

1)提言の意義目的は
(回答)
町田市未来づくり研究所は、社会経済情勢の変化を踏まえ、町田市が直面するであろう課題について調査研究を行い、長期的かつ先見的な政策提言を行っております。
この政策提言が将来的な課題解決につながる、あるいは新たな政策立案につながることが意義であり、目的でございます。

2)提言の実現に向けどのような取り組みを行っているか。
(回答)
研究所では提言の実現に向け、日頃から職員に研究所の取り組みに興味・関心を持ってもらう必要があると考えております。
そのため、研究の内容や進捗状況を取りまとめた未来づくり通信を庁内に向けて定期的に発行しています。
さらに、研究テーマに応じて、職員ワークショップや事業担当者へのヒアリングを行うことで職員の当事者意識を高めております。
加えて、毎年末では研究成果報告会を実施しております。
この報告会は、会場に来ることができない方に対しても、オンラインでも配信することで参加しやすい環境を整えております。
また、当日参加できなかった方に対しては、後日動画配信を行っているほか、成果報告の冊子を作成し配布しております。このように未来づくり研究所では研究の成果が職員に浸透するようさまざまな工夫をしております。

(再質問)
提言の実現にあたり、どのような課題があると考えていますでしょうか。
(回答)
来づくり研究所は、既存の事務事業にとらわれず、市政や地域社会の状況に対して俯瞰的な視点を持って調査研究を行っています。
そのため、提言の内容が分野横断的、部門横断的なものとなっております。
また、あらかじめどこか担当部署を想定して調査研究を進めているわけではありません。
加えて、提言を実現するには、国や都といった行政機関、市内の団体や民間企業などにご理解ご協力をいただかないと進められないこと事柄も多く、そうしたことから様々な部署や関係先との調整を行いながら事業化していかなくてはならないということが課題であると考えております。

(再質問)
これまでの提言の中で実現したものはあるのでしょうか。
回答)
これまでの提言の中で示された考え方を取り入れた取組として主なもの2点申し上げます。
一つ目としては2016年3月に策定した町田市公共施設等総合管理計画であります。
これは2013年度、2014年度に研究所で取り組んだ「町田ニューパラダイム2030年に向けた町田の転換」というテーマの政策研究を受けたものであります。
そして、この町田市公共施設等総合管理計画をもとに2016年には町田市公共施設再編計画を策定し、さらには現在進めている新たな学校づくり推進計画などにもつながっております。
2つ目としては、原町田中央通りで実施している町田ウィークエンドストリートでございます。
こちらも「町田ニューパラダイム2030年に向けた町田の転換」の考えを受け、2019年に行った原町田中央通りのセットバック空間を活用した社会実験を基に実現したものでございます。

(再質問)
これから市として実現に向けてどのような取り組みを行っていくのでしょうか。
(回答)
提言を具体的な施策や事業に結びつけていくには様々な調整が必要であることは今申し上げたとおりでございますが、一方、研究所の提言の内容や考え方は大変示唆に富んだものであり、市の将来を見据えれば大いに生かされるべきと考えております。
現在、市では、次期町田市5カ年計画の策定に向けた検討作業を進めているところでございます。
策定に当たっては、昨年度の政策提言である「目指せ多摩のリーディングシステム」や、さらにこれまでの提言も念頭において検討を進めていく考えであります。

再質問)
5カ年計画に入れていただけるということは非常に大きなことだと思っています。
大変良い答弁をいただきました。
今年は五か年計画の策定の年なのでいいんですけれども、単純に言うとその検討の年は5年に1回しかやってこないと思います。
私が求めているのはもっとささやかなことでして、例えば報告会が終わった後に担当課を集めて提言について意見交換をするような場を作ることはできないでしょうか。
(回答)
報告会ということではございませんが、町田市5カ年計策定プロセスの中で取りまとめ役でございます政策経営部と各事業所幹部がやり取りする場面が様々ございます。
そうした場面で研究所の提言の内容も念頭において進めていく考えでおります。

(再質問)
タブレットの資料20から22ページをご覧ください。
今回の提言では主に3つのリーディングプロジェクトがありました。
1つ目はサッカーの集客力を地域経済につなげる仕組みづくり。報告会では研究報告のほか基調講演として藤枝市観光交流政策課の課長の方と、株式会社ゼルビア渉外部長の方が登壇されました。
藤枝市ではまさに今回の提言の内容をすでに実施しておりましてゼルビアの方からも実施してほしいとお話があったと思います。
町田ゼルビアが頑張っているので、5カ年計画と言っている場合ではなくてすぐに取り組むべきだと思います。
2つ目は町田版スタートアップエコシステムの実現。
3つ目はアート&ワークで団地の多機能化です。
どれも実現できたら町田市の魅力を高めてくれる素晴らしいものばかりです。
一部単体ですでにやっている事業もあるように思うんですけれども、それも踏まえて、この3つのリーディングプロジェクトについての受け止めと現状課題について市の見解を伺います。
(回答)
ご紹介いただきました3つのリーディングプロジェクトでございますが、内容を見ます。と、既に行っている取り組みもあれば、ゼロから立ち上げなければならない取り組みもございます。いずれにしても、次期町田市5カ年計画の策定に向けて検討作業を進めているところでございますので、これまでの提言も念頭に置きながら検討を進めていく考えでございます。

意見・要望)
ありがとうございます。少しでも実現できるように積極的なお取り組みをお願いいたしまして、この項目は終わります。