小学校給食調理室の暑さ対策

市内小学校の給食調理室には空調設備がない小学校もあり、夏の猛暑の時期には調理室の室温が高く、熱中症の危険性もあります。
学校給食運営協議会で出た要望として、空調がなく窓も開けられない中でスポットクーラーが1台しかない。もう1台増やしてもらえないかと出席した保護者の方から伺いました。
八王子市では調理員が救急搬送され、それを機に給食調理室の空調整備が一斉に行われました。
市内小学校の調理員の過酷な労働環境を解消する必要があります。

質問
市内小学校の調理員の過酷な労働環境を解消するための対策はどうなっていますか。

回答

夏場の小学校給食調理室内の温度は30°Cを超える場合がございます。その暑さ対策として空調機の設置を進め、今までに18校の給食調理室に空調機を設置してまいりました。一方で、空調機を設置していない24校の給食調理室には移動式簡易クーラーを24校すべてに配置しており、18校に1台、6校に2台以上合計31台を配備し、暑さ対策を実施しております。
空調機を設置していない24校の給食調理室のうち、今後10年程度で統合や建て替えの予定がない11校につきましてはおおむね年2校のペースで空調器を設置してまいります。
一方で、今後10年程度で統合や建て替え予定の13校の給食調理室につきましては、空調機を設置した学校で不要となった移動式クーラーの移設などの対応を図ってまいります。

私の提案

給食室を管理する規則が2つありました。
1つ目は労働安全規則です。2つ目は学校給食衛生管理基準です。こちらには温度は25度以下、湿度は80%以下と明確に記述されております。

これまでも空調機設置を進めていただき、今後についても1年に2校ずつ順番に整備いただけるということですが冒頭に申し上げたスポットクーラーを1台増やしてほしいという要望に対しても、数年待っていただかなくてはならない学校が複数あります。
熱中症の危険性も非常に高いため、八王子市のように救急搬送となることのないようにスポットクーラーの増設を待っている学校についても、何らかの代替措置を検討いただきますよう強く要望します。